「エルメス」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「バーキン」や「ケリー」といったバッグかもしれません。
ですが、エルメスはジュエリーの分野でも長い歴史を築き、高い評価を受け続けているメゾンです。
馬具工房として出発したブランドらしく、乗馬文化や船具、犬の首輪など、メゾンのルーツにまつわるモチーフがジュエリーのデザインに息づいています。
派手な主張をしなくても一目でエルメスと分かる佇まいを持ちながら、流行に左右されにくいのも大きな魅力です。
「シェーヌ・ダンクル」「ケリー」「コリエ・ド・シアン」といった代表的なラインは中古市場でも常に注目される存在です。
本記事では、エルメスジュエリーの魅力や種類、代表コレクション、選び方に加え、買取店の視点から高価買取につながるポイントまで詳しく解説します。
エルメスジュエリーのルーツ

エルメスの歴史は1837年、ティエリー・エルメスがパリで馬具工房を開いたことに始まります。
現在はバッグ、財布、スカーフ、時計、香水など幅広く展開する総合メゾンですが、ジュエリーにも創業以来の職人技と乗馬文化が色濃く映し出されています。
公式情報によれば、メゾン初のジュエリーは1927年に登場した「フィレ・ド・セル」のブレスレットだとされています。
以降も、馬具や馬銜(はみ)、ハーネス、犬の首輪など、ブランドの歴史と密接に結びついたモチーフが次々とジュエリーへ落とし込まれてきました。
単なるロゴの装飾にとどまらず、「機能美」を宝飾品へ昇華させてきた点が、エルメスジュエリーの本質といえるでしょう。
なぜエルメスのジュエリーは選ばれ続けるのか
モチーフの完成度が高い
エルメスの最大の強みは、ブランドを象徴するモチーフが明確に確立されていることです。
シェーヌ・ダンクルの特徴的なリンク構造、ケリーバッグの留め具を思わせるフォルム、コリエ・ド・シアンのスタッズなどはその好例で、大ぶりなロゴがなくても一目でエルメスと分かる存在感を放ちます。
素材の選択肢が豊富
シルバー925を用いたカジュアルなアイテムから、イエロー・ピンク・ホワイトの各ゴールド、さらにダイヤモンドをあしらった本格的なファインジュエリーまで、幅広いラインナップが用意されています。
予算やシーンに応じて選びやすいのも魅力です。
性別を問わず身につけやすい
シェーヌ・ダンクルのブレスレットやリングをはじめ、性別を問わず取り入れやすいデザインが揃っています。
サイズやボリューム次第で印象を大きく変えられるため、時計やレザーアイテムと重ね付けするコーディネートも人気です。
エルメスジュエリーの主なカテゴリー

リング
比較的取り入れやすいアイテムで、シェーヌ・ダンクルやコリエ・ド・シアンをモチーフにしたシルバーリングから、ゴールドやダイヤモンドを使用したモデル、ウェディングリングまで幅広く展開されています。
単体でも存在感がありますが、細身のリングを重ね付けする楽しみ方もあります。
ブレスレット
エルメスを象徴するカテゴリーといえるのがブレスレットです。
なかでもシェーヌ・ダンクルは代表格で、チェーンの太さやボリュームによって印象が大きく変化するため、手首とのバランスを見ながら選ぶことが重要です。
ネックレス・ペンダント
シェーヌ・ダンクルをはじめ、ケリーやコンスタンスなどのモチーフを取り入れたペンダントが展開されています。
小ぶりなモチーフは普段使いに向き、存在感のあるロングネックレスはコーディネートの主役になります。
ピアス・イヤージュエリー
シンプルなデザインから存在感のあるものまで、幅広いラインナップがあります。
シェーヌ・ダンクルやエクスリブリスといった代表モチーフを小さなサイズで楽しめるアイテムも多く、顔まわりにさりげなくエルメスらしさを加えたい方に向いています。
知っておきたい代表コレクション
シェーヌ・ダンクル
フランス語で「錨の鎖」を意味するシェーヌ・ダンクルは、エルメスジュエリーを語るうえで欠かせない存在です。
1937年、ロベール・デュマがノルマンディーの海岸で目にした、船をつなぎ留めるアンカーチェーンから着想を得たと伝えられています。
1938年にはシルバー製のブレスレットとして誕生しました。
中央にバーを通した特徴的なリンクデザインは、いまやエルメスを象徴する意匠のひとつ。
ブレスレットだけでなくリングやネックレス、ペンダントにも展開され、デザインを発展させた「シェーヌ・ダンクル・アンシェネ」なども登場しています。
知名度の高さから、中古市場でも常に需要のあるシリーズです。
ケリー
バッグの「ケリー」が持つターンロックやプレート、ストラップといったディテールをジュエリーとして再解釈したのが、ケリー コレクションです。
1930年代に誕生した伝説的なバッグへのオマージュとして、リング、ブレスレット、ペンダント、ピアスなど幅広いアイテムに展開されています。
カデナモチーフの「ケリー・カデナ」や、クロシェットを取り入れた「ケリー・クロシェット」など派生モデルも多く、バッグの世界観を知っている人ほど楽しめるシリーズといえるでしょう。
コリエ・ド・シアン
フランス語で「犬の首輪」を意味するコリエ・ド・シアンは、エルメスが手掛けてきた犬用首輪から着想を得た、1949年誕生のシリーズです。
彫刻的なフォルムとコンテンポラリーなデザインが評価され、メゾンを代表するジュエリーのひとつとなりました。
ピラミッド型のスタッズが特徴的で、リングやブレスレットに展開されています。シェーヌ・ダンクルとは異なる、エッジの効いた表情を楽しみたい方におすすめです。
エルメス エクスリブリス
馬車や従者、ブランドの頭文字「H」などを組み合わせたエクスリブリスは、メゾンを象徴する意匠のひとつです。
リングやピアス、ペンダントなどに採用され、現行ラインアップにもゴールドジュエリーとして登場しています。ブランドの歴史性を身につけたい方に適したモチーフです。
クルー・ド・フォルジュ
「クルー」は鋲や釘を意味し、馬具づくりというメゾンのルーツを感じさせるシリーズです。
機能的なパーツを洗練されたデザインへ昇華している点が特徴で、現在はピンクゴールドやダイヤモンドを組み合わせたペンダントやネックレスも展開されています。
実用品の中に美を見いだすエルメスらしい発想が表れたコレクションです。
自分に合ったジュエリーの選び方
ファッションとの相性で選ぶ
カジュアルなスタイルが多い方には、シルバーのシェーヌ・ダンクルやコリエ・ド・シアンが合わせやすいでしょう。
上品で落ち着いたスタイルには、細身のゴールドジュエリーやケリーモチーフのアイテムも選択肢に入ります。
ボリューム感で選ぶ
同じシリーズでもサイズやボリュームの異なるモデルが用意されています。
特にシェーヌ・ダンクルはリンクの大きさで印象が大きく変わるため、存在感を重視するのか、普段使いのしやすさを重視するのかを軸に選ぶとよいでしょう。
素材で選ぶ
シルバーはエルメスらしい造形美をカジュアルに楽しめる素材、ゴールドは高級感を演出でき、ダイヤモンドを組み合わせたモデルはより華やかな印象を与えます。
予算だけでなく、使うシーンや手持ちアイテムとの組み合わせも考慮すると失敗が少なくなります。
中古市場におけるエルメスジュエリーの需要
エルメスのジュエリーは中古ブランド市場でも活発に取引されています。
特に評価されやすいのは、シェーヌ・ダンクルのように認知度が高く、長年展開され続けている定番コレクションです。
ただし、エルメスであれば一律に高値がつくわけではありません。
シリーズ、モデル、素材、サイズ、コンディション、付属品の有無、市場での流通量や需要といった要素によって買取価格は変動します。
ゴールド製品の場合は、ブランド評価に加えて貴金属や宝石そのものの価値も査定材料となります。
高価買取につなげるためのポイント
付属品をできる限りそろえる
購入時の箱やケース、保証書などが残っている場合は本体と一緒に査定へ出しましょう。
再販売のしやすさにつながり、プラス評価となることがあります。
付属品は捨てずに保管しておくのがおすすめです。
無理のない範囲で汚れを落とす
査定前に、表面の皮脂や軽い汚れを柔らかい布でやさしく拭き取っておくとよいでしょう。
ただし研磨剤の使用や自己流での強い磨き上げは避けてください。
鏡面仕上げや細かな装飾のあるアイテムは、誤ったお手入れでかえって傷を増やすおそれがあります。
シェーヌ・ダンクルはサイズ・コマ数の確認も忘れずに
シェーヌ・ダンクルのブレスレットは、リンクの太さだけでなく全体の長さやコマ数によっても価値が異なります。
手持ちのモデルやサイズが分かる資料を用意しておくと、査定がスムーズに進みます。
ゴールド・ダイヤモンドモデルは専門知識のある店舗へ
ブランド価値だけでなく、貴金属や宝石そのものを正しく評価できる店舗選びが重要です。
シルバー製品と750ゴールド製品では査定の視点が異なり、ダイヤモンドを使用したモデルでは宝石としての評価も欠かせません。
売却を考えたら早めに査定を
中古市場の相場は常に変動しています。
人気モデルの需要、流通量、ブランドの価格改定、貴金属相場や為替など、さまざまな要因が査定額に影響します。
「いつか売ろう」と長期間保管するより、使う予定のないジュエリーがあれば早めに現在の価値を確認しておくとよいでしょう。
傷のあるジュエリーでも買取は可能?
日常的に身につけるジュエリーには、細かな傷やくすみが生じるのが自然なことです。
多少の使用感があっても買取対象となるケースは多く、「傷があるから売れない」と自己判断する必要はありません。
シルバー製のシェーヌ・ダンクルなどは経年による小傷や変色が見られることもありますが、モデルや全体のコンディションを含めて総合的に査定されます。
箱を紛失していても、本体のみで査定を受けられる買取店は存在します。
状態に不安がある場合は、自己流の修理や研磨を行う前に専門店へ相談するのが安心です。
岡山市でエルメスのジュエリーの高価買取ならネクストリンク
当店「ネクストリンク」は、岡山市でエルメスの高価買取に絶対の自信があります。
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まとめ
エルメスのジュエリーは、単に高級な素材を用いているだけの存在ではありません。
1938年誕生のシェーヌ・ダンクル、バッグのディテールを再解釈したケリー、1949年誕生のコリエ・ド・シアンなど、メゾンの歴史を背景に持つコレクションが数多く存在します。
リング、ブレスレット、ネックレス、ピアスとアイテムの幅も広く、シルバーからゴールド、ダイヤモンドまで素材の選択肢も豊富です。
売却時にはコンディションだけでなく、シリーズや素材、サイズ、付属品、市場での需要といった要素が査定価格を左右します。
使っていないエルメスのジュエリーをお持ちの方は、ブランドジュエリーに精通した買取店へ相談し、現在の価値を確認してみてはいかがでしょうか。

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