女性の憧れのブランド『カルティエ』の歴史や魅力的なジュエリーコレクション紹介！

ブランド時計

公開日：2024.04.10

カルティエはその長い歴史を通じて、世界中のセレブやジュエリー愛好家から絶大な支持を受けてきました。
この支持の理由の一つに、カルティエが提供するジュエリーコレクションの多様性が挙げられます。

この記事では、特に人気のあるカルティエのジュエリーコレクションを厳選して紹介します。
カルティエのファンはもちろん、これからカルティエの世界への一歩を踏み出そうとしている人々にも、新たな発見を提供することを目指しています。

カルティエファンだけでなく、これからカルティエを手に入れたいと考えている方々にも、ぜひ参考にしていただきたい情報です。

カルティエの始まりとその輝かしい歴史
カルティエの女性ファンが多い理由について
カルティエの魅力的なジュエリーコレクション紹介
カルティエ製品の買取市場における価値
まとめ

カルティエの始まりとその輝かしい歴史

フランスの首都パリにおいて、1847年に宝石職人ルイ・フランソワ・カルティエによって創業されたカルティエ。
彼は師匠の後を継ぎ、その業務を引き継いだことで事業をスタートしました。
やがて彼の3人の息子、ルイ、ピエール、ジャックが加わり、彼らの手によってカルティエの名前は国際的に広まっていきました。
最初の大きな移転は1859年にイタリアン大通りへと行われ、この店はナポレオン三世の妻であるウジェニー皇后を顧客に迎えることとなります。

19世紀のカルティエは、時代の芸術や建築スタイルを取り入れた、多様性に富んだデザインで知られ、古代の影響を受けた作品や、自然界の花や動物をモチーフにした作品は、ゴールドや色彩豊かな宝石を使用して、豪華に仕上げられました。
また、エナメルやカメオなどの特殊技術を駆使した作品もありました。

1898年には、パリの中心部、ヴァンドーム広場に面するラ・ぺ通りに旗艦店を構え、創業者の息子ルイが事業を共に牽引します。

19世紀末、カルティエはダイヤモンドを贅沢に使用した「ガーランドスタイル」のジュエリーを生み出し、ジュエリー業界に新たな潮流を生み出しました。

20世紀初頭、カルティエはアールデコ様式の提案により、モダンなデザインの波をリードしました。

1906年、ジャック・カルティエがロンドン支店を継ぎ、インドへと足を伸ばします。
1920年代には、インドからの宝石を用いて、カラフルで華やかなジュエリーを製作し、「トゥッティ・フルッティ」と称される作品群を生み出しました。

1910年代には、爬虫類をモチーフにした独創的なジュエリーを発表し、1914年には「パンテール」シリーズを開始します。
このシリーズは、オニキスを使った豹柄のデザインからスタートし、後に豹をモチーフとした作品へと進化しました。

1920年代には、東洋の影響を受けた「キメラ」シリーズを発表し、1924年には、三つの色のゴールドを用いた「トリニティ・コレクション」を発表しました。

1930年代以降、カルティエは花をモチーフにしたジュエリーを製作し、その後、古代エジプトや中国、アフリカの文化から着想を得たアニマルモチーフのジュエリーを展開しました。

1970年には、「LOVEコレクション」と「ジュスト・アン・クル」を発表し、これらのコレクションはメゾンを象徴するアイテムとなりました。

また、カルティエは時計製造においても革新的なデザインを提供し続けており、1888年には女性用のブレスレットウォッチを発表しました。
これは、懐中時計が一般的だった時代に、時計をファッションの一部として位置づけた画期的な試みでした。

カルティエの女性ファンが多い理由について

多数存在する高級ブランドの中でも、カルティエは女性たちから特別な支持を受けています。
ティファニー、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、ブルガリと肩を並べる世界五大高級ジュエリーブランドの一角を占めるカルティエは、その高いデザイン性とエレガントな外観で知られています。
「王の宝石商」という名誉ある称号を持ち、フランスはもちろん、ポルトガルやロシアの王室にも愛されてきた歴史があることも、多くの女性が憧れる理由の一つです。

カルティエのジュエリーが放つ洗練されたデザインと高級感は、選び抜かれた素材と職人の繊細な技術によって生み出されており、その高貴な美しさは時を超えた魅力を放ちます。
レディース腕時計においても、そのドレッシーなデザインは多くの女性の目を引き、シンプルでビジネスシーンにも適したモデルも展開していることが、さまざまなシチュエーションに対応できる点として評価されています。

カルティエの魅力的なジュエリーコレクション紹介

カルティエは「LOVEコレクション」や「トリニティコレクション」で知られる世界的に有名なジュエリーブランドですが、これら以外にも様々な魅力的なジュエリーコレクションを持っています。
カルティエのジュエリーは、その洗練されたデザインと独創性によって、幅広い人々から愛されています。

以下では、カルティエが誇るさまざまな人気ジュエリーコレクションをご紹介します。
それぞれのコレクションはカルティエの代表的な美学を体現しており、独特の魅力と物語を持っています。

LOVE コレクション

1970年代にニューヨークで誕生したLOVEコレクションは、そのユニークなビスのデザインが目を引くコレクションとして知られています。
このコレクションのアイコンであるラブブレス（ブレスレット）は、特殊なドライバーを使用して着脱する必要があるのが特徴です。

このビスを用いたデザインは「永遠の愛を閉じ込める」という深い意味を持ち、恋人達にとって特別なシンボルとなっています。
シンプルで洗練されたデザインは男女問わずに使用できるユニセックスな魅力を持ち、幅広い層から支持されています。

LOVEコレクションには、ブレスレットだけでなく、リング、ネックレス、ピアスなどのアイテムも展開されており、それぞれにホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドの3つの色展開があります。
また、ダイヤモンドをあしらった豪華なバリエーションも提供されており、特別な日のギフトや自分へのご褒美としても人気の高いコレクションです。

トリニティ

1924年にカルティエの創設者であるルイ・カルティエによって生み出されたトリニティコレクションは、長い歴史を持ち、現在もカルティエのアイコニックなコレクションとして知られています。
このコレクションは、男女問わず多くの人々から愛されています。

「トリニティ」という名称は、「三」という意味を持ち、コレクションの大部分を占める三色のゴールド—ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド—を使用したデザインが特徴です。

元々は、ホワイトゴールドが「友情」を、イエローゴールドが「忠誠」を、ピンクゴールドが「愛」を表していました。
しかし、現在ではこれらの色が持つ意味合いは、それを身に着ける人の個人的な解釈によって異なります。

トリニティコレクションは、セラミックを使用したモデルやダイヤモンドをあしらったモデルなど、多様なデザインが展開されています。
これにより、様々なスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。

ダイヤモンドコレクション

カルティエは、そのダイヤモンドコレクションにおいても世界のトップジュエラーとしての地位を確固たるものにしています。
選び抜かれた高品質のダイヤモンドのみを使用し、各アイテムは卓越した輝きを放っています。
カルティエが採用するダイヤモンドは、米国宝石学会（GIA）によって厳格に評価されたもので、その品質は高い評価を受けています。

ダイヤモンドの品質は、一般的に「4C」と称されるカラット（重さ）、カラー（色）、クラリティ（透明度）、カット（切断・研磨の技術）の4つの基準で判断されます。
カルティエでは、これらの基準全てにおいて高品質なグレードに該当するダイヤモンドのみを厳選して使用しています。
このこだわりが、カルティエのダイヤモンドコレクションが放つ圧倒的な美しさと輝きの秘密です。

カルティエダムール

「ダムール」とはフランス語で「愛」を意味し、カルティエにおいてこの名前は、単一のダイヤモンドを中心としたコレクションを指します。
以前「ディアマンレジェ」として知られていたこのコレクションは、1938年にデビューしたクラシックなモデルを現代的に洗練させたものです。
このコレクションには、指輪やネックレス、ブレスレットなど、多岐にわたるアイテムが含まれています。

ダムールコレクションでは、ダイヤモンドのみならず、ピンクサファイアやブルーサファイアを使用したバリエーションも展開しています。
これらのジュエリーはデザインがシンプルであるため、選ばれた宝石の美しさと輝きがより一層引き立てられます。
シンプルながらも洗練されたこれらのアイテムは、日常的にも特別な場面にも適しており、究極のエレガンスを象徴しています。

ジュストアンクルコレクション

ジュストアンクルコレクションは、釘をモチーフにしたユニークなデザインが特長のカルティエのコレクションです。
このコレクションは、釘をアーティスティックに曲げたような形状で、男女問わずに愛されるデザインが魅力です。
元々は1971年にニューヨークで「ネイルブレスレット」として登場し、2000年代にはさらに洗練されたデザインの新モデルが加わりました。

ブレスレット、イヤリング、ネックレス、リングといった幅広いジュエリーアイテムを展開しており、コレクション内でアクセサリーを統一することで、洗練されたコーディネートを楽しむことができます。
シンプルなデザインからダイヤモンドをあしらった豪華なバージョンまで、多彩なバリエーションが揃っているのも、このコレクションの大きな魅力の一つです。

パンテールドゥ　カルティエ

カルティエのパンテールコレクションは、豹のエレガントかつ野生的な魅力を捉えたデザインが特徴のシリーズです。このコレクションは、カルティエのアイデンティティーの核とも言える象徴的な存在になっています。その起源は、ブランド創設者の孫、ルイ・カルティエの愛情を受けたジャンヌ・トゥーサンにちなんでいます。
彼女は「パンテール」という愛称で親しまれ、ルイによって生み出されたこのモチーフをカルティエの代表的なデザインに育て上げました。

パンテールコレクションでは、指輪、ブレスレット、ネックレスなど様々なアクセサリーが展開され、それぞれが独自の個性を放っています。
豹の強さと独立心を象徴しつつも、これらのジュエリーは女性の優雅さと柔軟性を表現しています。
力強い豹のイメージと女性らしいデリケートさが融合したデザインは、カルティエの巧みな技術と深い美意識が生み出した結果です。

クラッシュドゥカルティエ

クラッシュドゥカルティエは、独特なデュアリティー、すなわち「二面性」を表現するコレクションとして知られています。
このシリーズには指輪、ブレスレット、ネックレスなど多様なアイテムが含まれており、鋭角的なスタッズやソフトなエッジを持つ四角錐、滑らかなビーズなどが巧みに組み合わされています。

スタッズを用いることで生まれる強い印象と、丸みを帯びた形状の柔和な表情が融合することが、このコレクションの大きな特徴です。
素材には、シンプルながら高級感あふれるゴールド、輝きを放つダイヤモンド、そして洗練されたオニキスが用いられており、それぞれが異なるスタイルのアイテムを生み出しています。
カジュアルな装いにもエレガントなスタイルにも合わせやすい、多面的な魅力を持つコレクションです。

エクルドゥカルティエ

エクルドゥカルティエは、螺旋を描くバンドに沿って動くナットという、ジュエリーの世界と工業デザインが融合した斬新なデザインを持つコレクションです。
この独創的なアイデアは、伝統的なジュエリーの概念を再定義し、指輪、イヤリング、ブレスレットなどのアイテムに新たな息吹を吹き込んでいます。

ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールドの3色で展開されるこのコレクションには、ダイヤモンドを散りばめたラグジュアリーなバージョンもあります。
そのユニークなデザインは、ダイヤモンドの有無にかかわらず、単独で強い印象を放ちます。特に個性を大切にする人や、他人とは異なるアクセサリーを求める人に最適なコレクションです。

カルティエ製品の買取市場における価値

フランスのルーツを持つラグジュアリーブランド、カルティエは、その洗練された時計やアクセサリーを通じて世界中にファンを持っています。
老若男女を問わず支持されるこのブランドは、長い歴史を通じて培われたデザインと品質の高さで知られ、ヴィンテージアイテムでさえも中古市場で高い価値を持ちます。
特に「カルティエ・デザイン」と称される独自のデザイン哲学は、ヨーロッパのデザイン界に大きな影響を与え、ブランドの創立から150年以上が経過した今日でも、その人気は衰えを知りません。

中古市場では、カルティエのアイテムに対する需要が非常に高く、世界中で買取が盛んに行われています。
近年では、様々な理由で自身のカルティエ製品を手放す人も増え、活発な買取市場が形成されています。
カルティエは特に女性からの支持が厚いですが、豊富なメンズ製品も展開しており、性別を問わずに愛されている点も、中古市場での高額買取が期待される大きな理由の一つです。
このように、カルティエは古くから現代に至るまで、その価値を保ち続けるブランドとして、買取市場でも高い評価を受けています。